(親1)
幼稚園パロ設定ですので、ご注意を!
あの大きな大きな手で、髪を梳いてもらうのがマルコは好きだ。
小さな自身の頭を傷つけないために少しぎこちなく動いて、丁寧に梳いてくれるのが。大事に、大切に梳いてもらえることが大好きだから。
「オヤジ!髪、梳いてほしいよい!」
もう、とっくに一人で出来る行為を。毎日、毎朝、ニューゲートにマルコはねだる。
そして、それを分かっているはずなのに。
「グララララ、いいぞ。」
笑って頷いてくれる甘い、甘い優しさに。
「ありがとう!」
しあわせに、しあわせに笑って。マルコは、今日も大好きな人に髪を梳いてもらう。
(朝の幸福な、繰り返される風景。)
オヤジがマルコの髪を梳く係で、マルコはオヤジのひげを整える係なんですよ!
↓が、妄想おまけssです。
髪を梳いてもらったマルコは。
「オヤジ、オヤジ!今度は、俺がするよい!」
小さな手を懸命に伸ばして、ニューゲートに「抱っこして」とお願いする。
それに小さく笑って、望む通りにマルコを抱き上げてやれば。
「・・・・・・・うん、これでいいよい!」
ニューゲートのひげ(整っているのだが、マルコは必ず自分の手で整えたがる)を、整えて。
「オヤジ、かっこいいよい!」
慕う色だけを宿した青の目で、高い声で囀る可愛らしい姿に。
「そうか、ありがとよ!」
目尻を愛しさで緩ませながら、ニューゲートはマルコの綺麗に整えられた金の髪を乱さないように、優しく撫でて言う。
それに、嬉しそうに顔を綻ばせて。ニューゲートの首に小さな手をまわして、抱きついて「もっと撫でて」とねだってくるマルコに。
「・・・・・お前は、甘えん坊だな。」
呆れたように・・・・・・と言うには、過分に甘さが込められているニューゲートの言葉に、あっさりと。
「うん。」
マルコは認める返事をして、さらに抱きつく力を強くしてから。望んだ行為をしてくれる、撫でてくれる大きな大きな手にうっとりしていた。
(・・・・・本人たちに自覚は、全くないですが。ピンク色をした空気が、朝から家中に漂っています。)
いつも通り、好き勝手に仕上げております(死)
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