(親1)






・・・・はじめて白ひげに言われて自身で作った料理は、可もなく不可もなくの出来栄えだった。
けれど、それを。

「美味えな!!」

笑って白ひげが食べてくれたことが。なんだか申し訳ないような嬉しいようなこそばゆいような恥ずかしいような、なんとも複雑な気持ちをマルコに抱かせた。
そして、もう少し料理が美味く作れるようにならなければという決意もこの時、マルコのなかで生まれた。
・・・・・そうして、いまではそこいらのコックにも負けない腕前になったマルコだったが。その腕は決して、他の者たちに振るうことはなく。

「美味えな!!」

マルコの手料理が食べたいと強請る、白ひげにしか振るわないでいた。





(独り専用のコックさん。)





サッチが料理上手な設定は、よく見るので。敢えてマルコが料理上手な設定にしてみました。(相変わらず、斜めな思考です)





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