(バレンタインで、親1)





クルーや傘下の者たちからから、たくさんのチョコレートを送られている白ひげに。

「流石、オヤジだよい!」

まるで、我がことのようにマルコは嬉しがっている。
愛されている証の山に嫉妬することもなく、むしろ誇らしげな様子のマルコに微苦笑しながら。

「で、いつお前のをくれるんだ?」

白ひげは一番、欲しがっている相手へと催促する。
その言葉を受けて、少し照れ臭そうに恥ずかしそうに笑って。

「・・・・・どうぞ。」

用意していたチョコレートを、マルコは渡す。
それを受け取った白ひげが、とても優しく笑うから。その笑顔に見惚れながら、マルコは。

「・・・・・で、できたら。俺のを最初に食べて、ほしいよい・・・・・。」

可愛らしいお願いを口にする。
そのお願いに嬉しそうに笑って、頷いた白ひげが渡されたマルコのチョコレートを食べている間。
とてもとても優しい笑顔を浮かべているマルコに、食べ終わった白ひげが想いを堪えることなくキスを贈ったのは言うまでもない甘いことである。





(毎年される、チョコレートキス。)






ラブラブ。






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