(2→1)






嬉しそうに、しあわせそうに。マルコの背中にくっついて。

「マルコ!マルコ!!マルコ!!!」

真っ直ぐな好意を隠しもせずに、名前を呼び続けるエースに。

「・・・・・・・なんだよい。」

・・・・なんで、ここまでエースに懐かれることになったのか、さっぱり分からないマルコは。
ただただ真っ直ぐすぎるエースの好意に、いつもの眠そうな目に僅かばかりの戸惑いを湛え。常と変わらぬ淡々とした声に、かすかばかりの躊躇いを滲ませ、問う。
だけど、そんなマルコに気づかないで。返された声に、嬉しそうに笑って。



「俺、マルコのこと。大好きだ!!」



直球すぎる、好意の告白を。エースは、大声で紡いだ。
それが余りに大きな声だったので、別に聞き耳を立てていたわけではない周りにも聞こえてしまったために。エースの最初の刺々しい態度を知ってる隊員たちは、微笑ましげにマルコとエースを見ている。
そんな周りの空気を察したマルコは、いい変化だと想いながらも。

「・・・・・・・そうかい。」

淡白に、けれど戸惑いを躊躇いを消してから。柔らかに、応える。
そして、そんな短いマルコの返しに。楽しそうに笑ってから。

「おう!!」

元気よく返事するエースは、自分がすることを、言うことを。否定、しないで受け入れてくれるマルコのあたたかい背中に、くっついたまま。

「・・・・俺。マルコのこと、大好きだ!!」

叫ばずにはいられない、溢れでる想いを。今日も、伝えたい人に伝えている。









(それは白ひげ海賊団に新しく加わった、日常の風景。)














一心に、「好きだ!」って。忠犬みたいに、刷り込みされた雛みたいに好意を示すエースが好きで。
その示された好意を「そうか」って。困惑気味に、でも拒否しないで受け入れる親鳥みたいなマルコが好きです。
あと、エースがマルコの背中にくっつくのは当サイトの基本です(爆)
じゃれあう行為といいますか、触れあいたい好意といいますか。親愛と恋愛でグラグラしながらも、くっついていたいという素直な欲求行動ですが。
でも、ちっとも甘さが感じられないねってツッコミされました(爆)









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