(2×1)
あんなにたくさんの仲間だけでなく、親父にも頼られても。押し潰されることなく揺るぎなく、飄々とあるマルコの背中が好きだ。
そして、それ以上に。仕事中でなければ、俺がいつまでだって好きなマルコの背中にくっついていても、怒らないで好きにさせてくれるマルコ本人が好きだ。
だから好きなマルコにくっついてばかりいる俺を、周りはからかったり呆れたり笑ったり。「マルコの邪魔になるから離れてやれ」と苦言する時もあるけれど。
そんな時、マルコは。
「寒いから、くっつけてるんだよい。」
俺に向けられた、その言葉に。夏島であろうが、そう答え、俺がくっつくことを許容する一声が。
俺だけじゃなくて、マルコも触れることを望んでくれるその一言が何よりも大好きで、大好きで堪らないから。今日も、マルコに俺はくっついている。
(分かりやすい行動で示す愛。)
・・・・・・どう、頑張っても微糖にしかならないジレンマ(吐血)
なので甘い話が書ける方を、心の底から尊敬します。
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