(親1)







年に一回しか食べれない、まあるいケーキよりも。 贈られた、大好きな鳥のぬいぐるみよりも。

「誕生日、おめでとう。マルコ。」

白ひげが笑って、自身の頭を撫でて、祝ってくれることが。一番マルコにとって嬉しいことでしあわせで、これがあれば他は何もいらないぐらいなのだけれど。

「ありがとう、オヤジ!」

そのことを言えば、白ひげは微妙な顔になり。もっと、もっと嬉しいことやしあわせなことは世界にはあるんだと落ち込んだ声で返すから、もう言わないことにした。
だから、言わないかわりに感謝をありったけ込めた言葉と笑みをマルコは返す。
そうしたら白ひげの笑みは深まり、たくさん頭を撫でてくれるから。
やっぱり、誕生日で一番嬉しくてしあわせなことはこれだなあ。と、ふにゃりとマルコは笑いながら。
もっと撫でてと、笑顔を浮かべる大好きな人の手に擦り寄った。







(なんて、しあわせなんだろうと噛みしめる小さな姿は。甘い恋を噛みしめる姿に、よく似てた。)







間に合いましたよ!生誕ss!!
おめでとう、マルコ!湧いたネタが女体化だったけれど祝う気持ちは本物だから(笑)





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