(バレンタインネタで、親1)
白ひげの大きな胸に寄り添って、マルコは猫みたいにゴロゴロと懐く。
恋人の祭典だからと、今日だけ思い切り甘えているマルコを愛しげに白ひげは柔らかく抱きしめ。
「贈られるチョコも嬉しいが、お前が素直に甘えてくれるのが一番嬉しいな。」
蕩けるように、笑う。
普段は恋人だけれどそれと同時に隊長だからと遠慮して恥ずかしがって、ほとんど甘えるようなことをしないマルコだから。白ひげは、滅多にないそれが嬉しくて仕方ない。
けれど、何か建前がないと素直になれないマルコが可愛いのも事実なので。いつも甘えてもいいぞという言葉は、今日は呑み込んで。
愛しい恋人に、互いは口づけた。
(ハッピーバレンタイン!)
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