(白ひげ→←←←鳥マルコ)






1番隊隊長は表情の変化が乏しいために、誰もが彼が落ち込んでいたとしても分かることはできないが。ぶさ鳥が落ち込んでいたら、誰もが分かる。
何故なら。

「・・・・・おお、白くなっているなあ。」

全身を青で構成されている不死鳥のお腹のところに当たる焔に白の色が混じっていたら、それは心が沈んでいる時だ。
目で見て分かるそれを、けれどぶさ鳥だけは気づいていない。
・・・・・まあ、落ち込んでいるときは途端に周りが見えなくなることも原因ではあるが。一番の原因は。



「マルコ。」



労わるように、癒すように。落ち込んでいるぶさ鳥を撫でている白ひげである。

「・・・・・・・・。」

触れてくるあたたかさに意識を奪われて、傍にいる大好きな人に心を奪われているために。あからさまな己の変化に気づかず、落ち込みながらも少しだけ嬉しそうなぶさ鳥は。

「・・・・・・・・・・・・・。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・v」

撫でてくれる大きな大きな手に、かすか擦り寄って。仄かに笑う。
その笑みに、嬉しそうに笑う白ひげに更に笑い返している1羽と1人の空気は、無自覚のくせに凶悪なまでのピンク色をしているので。



「「「「「「甘っ!!」」」」」



周りで見ていた者たちに、容赦ない胸ヤケを引き起こしていた。









(ぶさ鳥が落ち込んでいたら、すぐにオヤジがたくさん甘やかします。)














・・・・・・捏造設定大好きっ子で、すみません(土下座)
始め、妹に言って全く相手にされなかった設定(感情で、不死鳥の焔の色が変わる)を。心優しい、みたらし様は相手にしてくださったお陰で調子に乗りました(告白)
地道に続けていこうと思っていますので、石を投げつけないでくださると嬉しいです(深深土下座)








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