(親1)





好意しか宿していない青の瞳を、真っ直ぐにニューゲートに向けてマルコは。

「オヤジ、オヤジ!受け取って欲しいよい!!」

小さな右手を、ニューゲートに差し出す。
その差し出されたマルコの手に乗っていたのは、大きな大きなオモチャの指輪であった。
差し出されたそれを素直に受け取りつつも何故、指輪を自身に贈るのだろうと内心戸惑っていたニューゲートにマルコは。

「これを、左手の薬指につけて欲しいよい!
 そうしたら、オヤジと俺は夫婦だよい!!」

にっこり笑って、指輪を贈る意味を告げる。
そのマルコの発言に驚いて声も出ないニューゲートであったが。既に自身の左手の薬指に指輪をつけて、あとはニューゲートが指輪をつけるのを待っているマルコに仕方ねえなあと甘く表情を崩してから。
娘を溺愛しているニューゲートは、マルコの望む通りに左手の薬指に指輪を嵌めてやる。
そうすれば、花が綻んだような輝く笑顔を満面に浮かべ。

「オヤジ、大好き!!」

マルコは、ニューゲートに抱きついた。





(娘に、どうしようもないほどに甘いです。)










・・・・最初は1発ネタで終わる幼稚園パロだったんだけれど、気づけば書き続けている不思議さ(爆)
多分、ラブラブしやすくて書きやすいから、ついつい書いてしまうんだろうなあ。
・・・・まあ、いいですよね。書いても・・・・多分!(多分って、あんた)
あ、ちなみに父子家庭です。(いらんわ、そんな説明)









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