(2×1→→→←白ひげ)
非常に、不満げな顔をして。部屋で書類仕事をしているマルコの背中に、くっついているエースが。
「なんだよ。マルコは、俺が一番好きじゃないのかよ。」
非常に、不満げに告げる言葉に対して。
「俺は、オヤジが一番好きだよい。」
マルコは、いつもの淡々とした口調で。仕事をする手を止めることなく、あっさり、答えると。
「ひでー!!俺、マルコの恋人だよね?!ダーリンだよね?!!」
ぎゃあぎゃあ、と。エースは、騒ぎ出した。
だけど、マルコは一切動じることなく。
「オヤジの次に好きなのが、お前さんだよい。」
それじゃ、不満かい?
先ほどと変わらない口調で、問いかける。
だけど、その声を聞いた瞬間。エースはピタリと騒ぐのを止め、おとなしくなる。
・・・・・・・まだ短い付き合いだけれど、エースはマルコという男を理解している。
もし、ここで不満だと一言でも告げたなら。マルコは、エースの恋人をやめることだろう。
白ひげを、一番に優先し。一番、好きであることを譲らない。
それはマルコのなかで、呼吸をするかの如く、当たり前で。当然の、変えることのできない鼓動である。
だから、それを不満に想う者の傍に。マルコは居ようとしないことを、エースは分かっているので。
「不満、じゃない!!!」
大声で、はっきり告げる。
だいたいオヤジ至上主義で、その他の人間は家族か家族じゃないかの見方しかしないマルコが、エースを恋人だと認識し。オヤジの次に好きだと明言することに、不満なんかない。
ない、けれど。
(・・・・もう、少し。恋人として、優遇されたい。)
ガクリ、と。肩を落として、マルコにしがみついているエースは気づいてない。
マルコが仕事中に乱入してきた者を追い出すことなく、仕事に関係ない会話に付き合い、仕事の邪魔になる触れあいを許している『特別』を。
当たり前、みたいに与え続けられているエースは。気づかないままマルコの背中で、いじけていた。
(第三者が見たら、絶対に分かる優遇を。いじけている当人だけが、分かってない。)
マルコが白ひげ海賊団のなかで、一番酷いファザコンだと萌える(死)
そして、それを治す気がなく、「治せ」とか「自分を一番好きになって」なんて恋人に言われれば、即・別れるぐらいの狭量さだと更に萌える(抹殺)
・・・・・・・・・うん。おかしな萌えだと自覚はしている。(うわ)こんな萌えだから、自給自足するしかないって分かっている。←そうだろうよ
普通のマルコ受けも、もちろん好きですが(言い訳くさい)。でも、これが理想な萌え。←そろそろ黙ろうか
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