(英雄×大参謀)





おつるの執務室に訪れたガープは、いやに真剣な顔をして、真面目な態度で話があると言うから。何か大変なことがあったのだろうかと、内心緊迫していたおつるに。

「おつるちゃんの手料理が食べたい。」

ガープが告げた内容は、あまりに大変なことから掛け離れた、平和なものだったので。

「・・・・おつるちゃん?」

思い切りおつるは、脱力して。痛そうに、こめかみを押さえている。
そんなおつるの姿を不思議そうな見。

「?おつるちゃん、具合でも悪いのか?大丈夫か?」

心配するガープの言葉たちに、大丈夫だとおつるは返したあと。

「・・・・今は仕事中だから、料理は無理・・・・・。」

ガープの頼みを、断ろうとしたのだが。おつるの無理という言葉で見せた、悲しそうなガープの顔を前にして。

「し、仕事が終わったら、ね。料理、ご馳走するよ!」

先ほどの、断るはずの言葉を慌てて変える。
そうすれば、分かりやすく明るくなったガープの顔に、ホッとしつつも。

「・・・・まったく、困ったヤツだね。」

全然、困ってない顔をして。おつるは素直でない言葉とは裏腹に、素直にガープに笑いかけた。





(惚れた相手だから、どうしても弱いのです。)







意外に、いい雰囲気です(笑)






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