(元帥×大参謀)





おつると手を繋ぐとき、必ずセンゴクは己の右手を差し出す。
何故かといえば自身の利き腕が使えなくなる状態を嫌う彼女の気持ちを、センゴクは言われなくても分かっているからだ。
だから、おつると手を繋ぎ、絡めあうときは。センゴクは必ず彼女の利き腕じゃない左を繋ぎ、絡める。
そうすれば、おつるは素直に手を繋ぐことを笑って受け入れてくれるから。その笑顔を見ることが好きなセンゴクは、今日も今日とて己の利き腕をおつるに捧げ、笑い返している。





(貴女が嫌なことは、言われなくてもしません。)




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