(英雄×大参謀)






22日、当日。
仕事が終わったあと、おつるはガープと一緒に色々な店に足を運び。頼んでいた食材や、飾りを受け取っていく。
しかしガープは受け取った品をおつるに渡さず、全て持ち。少しばかり音の外れたクリスマスソングを嬉しそうに歌って、おつるの隣を歩きながら。

「クリスマス、楽しみじゃなあ!」

上機嫌にガープはしあわせだと言わんばかりに、おつるに告げる。
それに、これまた嬉しそうに笑って頷くおつるを、偶然すれ違った同僚達は不思議そうに見て。「24日は、おつるさん遠征だよな?」と首を傾げている姿なぞ、ガープもおつるも気にも止めず。

「プレゼントもあるからな!受けとってくれ!」
「私も用意したから、受けとってね。」

二人だけしか分かっていないだろう、22日のクリスマスを嬉しそうに語って、歩いていく。
そうして、笑いあいながら歩いていると。「おお、そうだ」と声をあげ、ガープは。



「おつるちゃん。わし、今日おつるちゃんとこに泊まっていってもいいか?」



堂々と大きな声で、おつるにそんなことを聞いてくるので。

「・・・・人目があるところで聞くな、馬鹿!」

「いてっ!!」

頬を赤く染めた彼女から、手厳しい一撃を喰らう羽目になる。
しかし、そんなおつるの一撃にめげることなく再度、懲りずに聞いてくるガープに青筋を立てながらも。
誰もいないことを確認して、確信してからおつるはこっそりとガープにしか聞こえない小さな声で。

「・・・・・いいよ。泊っても・・・・・。」

素っ気なく、了承の言葉を返す。
それに満面の笑みを見せるガープが、なんだか気に入らないようなムカつくような可愛いような複雑な気持ちを持ちながらも。

「・・・・・まったく。」

おつるは、やっぱりその笑顔を曇らせることは何一つとして言わず。
はにかんだ、嬉しそうな笑みを浮かべ返していた。






(大好きな人が笑って、傍にいてくれるなら。それ以外は全て、些細なことである。)









初・アダルティー風味!(ええー)
というか、ガープ×おつるでこんなにラブラブしたss、初めて書いた気がす(殴)
ま、まあクリスマスだからということで!でわ!←逃げた!?






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