おつるさん猫耳序章





朝、起きたら猫みみが頭に生えていた。

「・・・・・・・・。
 おかしなものは食べていないし、最近は遠征にもいってないんだけれどねえ。」

伊達にグランドラインで、海兵として長年勤めあげてきたわけではない。
すぐに己に起きた異常に乱れた心を落ち着け、冷静におつるは原因を考える。
しかし、すぐには思い当たるものはない。

「・・・・・とりあえず、帽子で隠して軍医にもで相談してみよう。」

自分では思いつかないなら、他者の手を借りようと軍服に身を包み本部へと足をむけたおつるは。

「おつるさんの猫みみ姿、可愛いー!!!!」

論より証拠と軍医に見せ、相談しようとしたら。おつるの銀色の猫みみに。

「可愛い、可愛い、かーわーいーいー!!!」

心臓をノックダウンされ、理性崩壊した叫びを軍医にされたせいで。

「なにごとだ!?」「猫みみってマジ!!?」「おつるさん、どこにいる!!?!?」

海軍本部にいるすべての者に。知られてしまうことになる。







(・・・・・相談、にきただけなのに。なぜ、こうなる・・・・・・?)








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