注意・このssは、0巻時代軸となっております。
なので、おつる=上司、赤犬=部下となっております。









彼女は素晴らしい、と。素直に想える上司だ。
それを。

「老いぼれが!!」

海の屑どもが、貶めた。
与えられた任務は目の前の海賊どもの捕縛であり、殲滅ではない。
けれど怒りで染められた思考は、サカズキに任務を忘れかけさせたが。



「吠える輩ほど、くだらないものはないね。」



淡々とした、しかし有無を言わさず黙らせる気迫に満ちたおつるの声によって、思考は引き戻される。
貶められても変わらずに、真っ直ぐに立つ彼女は。

「くだらないものに時間をかける趣味はないんだ。さっさと終わらせるよ。」

感情に流されることなく、与えられた任務を遂行するための号令を出した。
その声に即座に反応しながら、サカズキは。

(・・・・やはり、彼女は素晴らしい。)

感情に流されることなく、真っ直ぐに正義を果たそうとする上司に。改めて、尊敬を抱いた。






(だから、彼女を貶めた輩が許しがたく。捕縛にしては傷めつけすぎたのは、致し方ない結果である。)









サカズキは、おつるさんを絶対に尊敬していると想います!・・・・・いきすぎなぐらいに(拳ぐ)








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