(英雄×大参謀)






未だに、この現実が信じきれず。己の頬をつねって、夢でないことを確認するおつるを見て。

「・・・・なに、やってるんじゃ。おつるちゃん。」

自分の、すぐ傍で。すぐ隣で、ガープが呆れたように笑う。
その近さが、やっぱり夢みたいで。もう一度、現実か確かめるために頬をつねろうとするおつるの手を、ガープは困ったように己の手で捕らえながら。

「・・・・まったく。傷になったら、どうするんじゃ。」

先ほど、思い切りつねって赤くなったおつるの頬を癒すかのように、柔らかにガープが口唇で触れてくるから。

「・・・・っ・・・・!」

先ほどの比ではない赤さに、おつるの頬はなり。また全身も赤に染め上げた。
頬に口づけただけで、照れて真っ赤になったおつるを愛しげに見つめ。



「おつるちゃん、大好きじゃ!!」



ガープが愛を告げてくる現実を。片恋の時間が長すぎたおつるは未だに信じきれずに、ガープに捕らえられていない手で、また己の頬をつねろうとしていた。






(まったく現実味を感じれないでいる、成就した恋。)










アニワン見れない腹いせに、思いきりラブラブ(当社比)にしてやりました!







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