(ボス敵がぺローナだったバージョンで、ミホーク×ぺローナ+麦わら団)
辿り着いた島の、不気味な木の実から生まれたのは。
「ホロホロホロ、また会ったな!お前たち!」
赤い傘をさし、ふわふわと浮かんだピンクの髪をした少女だった。
「ぐっ、あのゴースト使うやつかよ!」
ゾロは嫌そうな声をあげるも、ウソップが。
「あいつなら、俺さまに任せろ!!」
胸をはり、自信たっぷりに答える。
しかしネガティブホロウに耐えれる天敵を前にしても、ペローナは変わることなく笑い続け。
「ふふん、今日の私は違うんだからな!」
どことなく自慢そうに、しあわせそうに。ふわりふわりと舞って、告げる。
何が違うのかと、訝しむ面々の前。
「久しいな、お前たち。」
鷹の如くに鋭い目をした男が、音もなく現れた。
「・・・・鷹の目・・・・!!」
警戒も顕に、攻撃体勢に入るゾロたちの前で。
「ホロホロホロ!どうだ、どうだ!
私は、もう1人じゃないんだぞ!!」
少し頬を赤く染め、子供みたいにペローナははしゃいでいる。
しかし、それに。
「うるさい。」
ミホークは水を差す・・・・どころか、斬り捨てている。
その冷たさに、一瞬。動きを止め、言葉を止めたペローナだったが。
「・・・・う、うるさいって・・・・わ、私は、ただ、その・・・・!」
噛みつくにしては弱い言葉を叫んだあと。泣きそうに歪んだ顔で。
「・・・・もう、いい!私は、1人で戦う!!あっち、行け!!!」
癇癪を起こして、ミホークを追い払おうとする。
しかし、ミホークはそれに従わないから。
「・・・・ふん、だ!お前なんか知るもんか、いるもんか!!」
舌を思い切り出し、悪態をつき。1人、麦わら海賊団にペローナは突っ込んでいく。
「・・・・何をやっているんだか、あいつは。」
呆れたように、それを見送り言葉を落とすミホークであったが。やはり、ウソップという天敵がいるために負けそうになっているペローナを。
「・・・・あ・・・・!」
当たり前のように助け。形勢を簡単に戻し、彼女の前に立つ。
その後ろ姿に、別の意味で泣きそうに歪んだ顔で。
「・・・・あ、ありがとう。」
小さな、1人にしか届かない小さな声で。ペローナは、礼を言う。
その一言に、ミホークは何も返さないけれど。自身を庇う背中が全ての応えを返してくれているようで、ペローナは本当に泣きそうになった。
(いつも、いつも冷たいくせに。時折、見せるあの背中は・・・・・・卑怯だ。)
ゲームでは、シャンクスと一緒に出てきたミホークですが!
あえて、ぺローナと一緒に出して欲しいと叫んでみます!←おつるさんのときと同じ叫びをするな、そこ
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