(布→骨←赤髪)






ブルックが仲間から頼まれたことを、しようとすれば。



「俺も手伝うよ、ブルック!」



いつも、そう。シャンクスは声をかけてくる。
だけど、いつも手伝ってもらうのは心苦しいからブルックは一度、手伝いを断ったことがあるのだが。・・・・・・・・その時の、シャンクスの悲しそうな顔といったら!
・・・・・・なので、それ以来。シャンクスが、手伝いを申し出てくれたら。

「ありがとうございます、シャンクスさん。」

お礼を言って。手伝ってもらう行為に、甘えることにした。
そして、そう言えば。顔をクシャクシャにして、嬉しげに笑うシャンクスの姿に。



『手伝うぜ、ブルック!』



不器用なくせに、何故かブルックを手伝いたがって。あまりにしつこく手伝うと言うから頼むと、顔をクシャクシャにして、満足そうに笑ったヨーキが。一瞬、だけ重なった。

「?ブルック、どうかしたのか?」
「!いえ、別に。・・・・そうだ、シャンクスさん。申し訳ないですけれど、こちらを運ぶのを手伝ってもらえますか?」
「任せろ、ブルック!」

手伝いを頼むと、元気一杯に、しあわせそうに笑い答えるシャンクスに。



『任せろ、ブルック!』



また、重なるヨーキの面影に。ブルックは、首を傾げる。



(・・・・・全然。似て、ないんですけどねぇ?)



歳も顔も背も声も、何一つ違う二人なのにと不思議がるブルックは。性別以外、同じでない二人が自身に対して抱いている好意が同じだからこそ、恋する男の笑い顔が重なることに気づいていない。
そして片や船長の仕事が忙しくても、片や見習いのためにやる仕事が多くても。
何とかブルックと一緒の時間を取ろうとして、必死で頑張り捻りだした時間を『手伝い』という名目でもって。
少しでも傍に多く居ようとして、さりげなく偶然を装って声をかけているという涙ぐましい努力を。ちっとも、分かっていなかった。







(今も昔も、罪作り。)









フライング小説で、すみません(土下座)
本当ならIF長編のなかで、きちんとした布×骨←赤髪の話を書いてからあげるべきなんですが。

シャボンディ諸島IFが全く終わらない(書いているのは貴方です)
ので、書けないための憂さ晴らしです。(最悪だこいつ!)
予定では、もう書いているはずなのに。・・・・予定は未定って本当ですね!←見きり発車の書き手の言い分ではないです
憂さが晴れたので、もうフライングせずに頑張ります。←そうしてください。













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