(布骨)
ニコニコ、と。笑いつつ、ブルックを逃がさないように抱きしめてからヨーキは。
「ブルックの手料理が食いたいな、俺!」
ちなみに、承諾するまで離さないからな!
脅迫めいた頼みを、してきたが。しかし呆れた表情をし、疲れたため息を一つ落としてブルックは。
「コックの料理を、食べてなさい。」
つれなく、断る。
その答えに不満を隠さない顔で、ヨーキは。
「ブルックの手料理が、食いたい!」
繰り返すが。
「いやです。」
にべもなく、ブルックは切り捨てる。
それに、ギャアギャアとヨーキは文句をつけるが。ブルックは、取り合わない。
・・・・別に。意地悪で、ブルックは言っているわけでは決してない。
先日、あんまりにもしつこくヨーキが言い続けるからブルックは料理を作ったのだが。食べ終わったヨーキは、青い顔をして寝込んでしまった。
・・・・体調を壊すようなものを、全て食べきったヨーキもヨーキなのだが。体調を崩すようなものを作ってしまったブルックは果てしなく落ち込み、二度と料理はしないと誓ったというのに。
「なー、ブルック、作ってくれよー!」
こりもしないでヨーキは、ブルックにねだり続けては断られ続けていた。
(だって、惚れた相手の手料理は男のロマンだろ!!)
このあと根負けしたブルックが再度作った料理でヨーキは、また寝込むんですよ(爆)
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