(音楽家+麦わら団)
あたたかい春の陽気を声に、音に換え。周り中に伝え、響かせているブルックのもとに。
「なあ、ブルック!その唄、なんて言うんだ?」
瞳をキラキラさせて、チョッパーが尋ねきた。
演奏は中断しないまま、楽しそうにブルックは。
「桜、という唄ですよ。」
春の唄です、ヨホホホ!
質問に、答える。
「・・・・さくら、のうた・・・・。
お・・・・おれも歌いたい!!」
それを聞き、呆然としたチョッパーだったが。すぐに意識を取り戻し、ブルックに訴える。
『桜』という単語に並々ならぬ様子を見せたチョッパーを、けれどブルックは追求することなく。
「ええ、一緒に歌いましょう。」
あえて、楽しそうに笑い。チョッパーの瞳に浮んだ、まざまざとした感情を下手に触らずに頷き返した。
その返答に嬉しそうに笑うチョッパーとデュエットしていると、混ぜろと楽しそうにルフイが参加しトリオとなり。
続いてウソップも混ざってカルテットと、だんだんと増えていく歌声は春に相応しい、明るくあたたかなものであった。
(皆で歌う、しあわせ唄。)
・・・・すごく久しぶりに、カプでないss書きました(爆)
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