花見ネタでルンバー海賊団。
満開に咲き誇りながらも、すぐにひらひらはらはら舞い落ちる白に薄紅の花弁たちは、圧巻なる命の輝きを放ち逝く。
そんな、咲く姿も散る姿も美しき春の花樹を前にして。
「野郎ども、一曲いくぞ!」
楽しくてたまらないと、ヨーキが叫び望むは大好きな音楽。
「こーんないい景色の感動を音にしないなんて、もったいないことしねえぞ!!」
嬉しそうにはしゃぐ船長の姿に皆、笑いながら楽器を用意して。花樹の下で響かせる音は、春にふさわしいあたたかで美しい音楽だった。
(花より、音楽。)
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