(布骨)
「今日は俺たちの日らしいな!」
とても、とてもイイ笑顔で。そう、ヨーキは告げるが全く訳が分からなくてブルックは首を傾げる。
「・・・・何で、私達の日なんですか?」
不思議そうに尋ねると、さらにさらにイイ笑顔になったヨーキに嫌な予感を覚え。
「あ、やっぱり言わなくていいで・・・・。」
ブルックは言わなくていいと告げるが。時、すでに遅く。
「俺たち夫婦を祝う、夫婦の日だ!」
きっぱり、はっきり言い切られた。
「・・・・そ、そんな日があるもんですかああああああ!!」
言われた内容を理解した瞬間、叫び。ヨーキの顎にアッパーを食らわせようとしたが。
「あるんだって、それが!いやぁ、こりゃあ宴するしかねえよな!!」
あっさり、避けたあと。目標に当たらず無防備になったブルックの腕を捕らえて動きを封じ込めた隙に、可愛らしい音をたてて赤い頬にキスを落とし、上機嫌にヨーキは唄う。
怒り故か羞恥故か、言葉なく震えている細い体を全く気にせず。
「なぁ、ブルック!宴には、あの歌を歌ってくれよ!」
いつも通りにリクエストをしたヨーキが、このあと無事に宴を開けるかはブルックのみぞ知ることである。
今日の朝に、夫婦の日だと気づいて書き上げました(爆)
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