(海賊王クルーたち)







シャンクスとブルックの二人が、散策という無自覚初デートを楽しんでいるとき。
ロジャー海賊団の船居残り組は、楽しい状況にはいなかった。



「・・・・それ、本当か?」



緊迫した空気のなか。信じられないとばかりに、知らせを伝えにきた船員に再度、確認する。

「ああ。だから、俺が副船長の命令を持ち帰ってきたんだ。」

固い硬い声で。託された言葉を皆にもう一度、伝える。

「現在、ロジャー船長が人間オークションに
『商品』として出品されている。
 救出するために、ここにいる半分の奴は手伝いにこい。
 そしてここに残る奴は出航準備をして、いつでも出れるように待機しておくこと。
 ・・・・・・・・以上、伝言終わり。」

伝え終えた男も、聞き終わったクルー達も。とてもとてもとてもとても、疲れたため息を落とす。

「・・・・最近、トラブルなかった反動か、すごいことになってないか?
 てか、なんで人間オークションなんかに出てんだよ船長!?」
「言うな。考えるな。余計、疲れるぞ。」
「・・・・・とにかく、副船長命令だ!野郎ども、出航準備と戦闘準備しやがれ!!」

「「「「「おう!!!!」」」」」




・・・・・こうして。平穏な日常を踏みつけ荒らす怒号が、快晴の下にて轟きわたった。









(結局、いつもの如く派手な出航となるであろう確定なる予感を胸に。各自、与えられた命令を実行に移した。)














えー、せっかく諸島が舞台なので初デート(死)だけでなく、ここでしかできないことを話に入れてみましたが果たして収集がつくのでしょうか?(おいこら待て)
・・・・4月にルンバー祭りがあるので(ずうずうしくも参加する気でおります)、ここの更新が少し遅くなりますが頑張って続き書きますので、お待ちいただけると幸いです(お辞儀)











戻る