(海賊王+冥王+クルーたち)
・・・・ロジャーとクルーたちの、しょうもない、けれど終わりがちっとも見えない馬鹿騒ぎは。レイリーの「いい加減にしないか」という、淡々とした一言でピタリと収まった。
レイリーの声は非常に淡々としていたけれど、銀の目は非常に苛々としていて。これ以上騒げば、容赦ない実力行使が待っていることが容易に分かるので。
「「「「「「すみませんでした!」」」」」」
皆が皆、声を揃えて、頭を下げた。
その姿を見て、少しだけ険の取れた銀の目に安堵しつつも。まだ、完全に苛々が取れていないので警戒しながら、大人しくしている皆に。
「見張り以外は、海水で汚した甲板の清掃をしろ。
あと、ロジャー。お前はクロッカスの診察を念のため、受けておけ。」
レイリーは、指示を出す。そして、そのあと。ブルックとシャンクスには。
「お前たちは、あそこの島の中央から、やや左側。そこから煙が見えたから、おそらく人が住んでいるはずだ。
人が住んでいるだろう詳しい場所の探索を兼ねた、偵察を頼む。」
そう、指示したものだから。
先に上陸するなんて、清掃しないなんてズルい、と。思わず叫んだ、馬鹿騒ぎをしたせいで船を汚しまくった皆に。
「・・・・何か。不服かね?」
先ほどの比ではない淡々とした声を、苛々した銀の目をレイリーが向けてきたので。
「「「「「「すみませんでした!」」」」」」
またも、頭を下げて。皆は、謝りまくった。
(苛々している副船長には、決して逆らってはいけません。)
レイリーがブルックとシャンクスを偵察に任命したのは、2人が馬鹿騒ぎに参加していなかったからです。
あと、自覚&告白はやはり2人きりの時じゃないと!という、すみれの拘りもありますが(爆)亀の歩みの如き進み具合ですが、見捨てずにお付き合いして頂けたら幸いですv
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