(海賊王船団+骨)
自分を抜きにした大騒ぎが聞こえてきたのに我慢が出来なくなったのか、見張りについていたクルーがいなくなったのが災いしたのか。
隔離していた船長が、自力で出てきて言った一言目は。
「ずりいぞ、お前ら!!
俺抜きで宴でもやってんのか?!」
「「「「「酒、管理しているの船長でしょうが。」」」」」
酒なし宴なんて侘しいことしませんよ、俺たち。
即座にクルーたちからのツッコミが入るが。
「なら、よし!・・・・じゃあ、宴するぞ、お前ら!!」
クロッカスの探していた仲間との再会祝いと、骨の歓迎会するぞ!!
あっさりとクルーたちのツッコミを流して、場の空気も読まずにさっさと勝手に話を進めていく船長に。呆れたため息を落としながら、諦めたように各自が準備をしはじめるが。
だけど、誰も。船長の宴の案に、そして先ほどまで警戒していたはずのブルックの歓迎会発言に、文句を言うことはなかった。
そのことに、目ざとく気付いた男は自身の片腕たる相棒に近づき。
「・・・・今、なら。お前も『勧誘』に反対しないだろう?」
嬉しそうに楽しそうに、そして自信をもって。拒否の言葉なぞ考えもしないで問いかける 。
「・・・・そうだな。だから、お前の好きにしろ。」
副船長としても、反対する要素がない。
面白そうに答え返した、レイリーの言葉を聞けば。
浮かべるは、満足そうな笑み。
そして。
「おう!好きにするぞ!!」
高らかに。そう、宣言したロジャーは早速、ブルックのもとに向かう。
そして、その後ろ姿を見送ったレイリーも。
「・・・・さて、私も手伝うか。」
他のクルーらとともに、宴の準備に取り掛かる。
そうして準備している間に船中に響く、ロジャーの勧誘の声とブルックの返事の声とクルーたちの歓声をバックミュージックにして。
整えられた宴の席にて、皆で『乾杯』をあげる。
(さあ、祝おう!今日は記念すべき、『仲間』との出会いの日なのだから!!)
新年、あけましておめでとうssが隠しUpですみません(土下座)
新年にちなんだお話を期待されていたかた、誠にすみませんが思いつかなかったんです(死)ああ、でもここまで書けてよかった(反省しなさい!)
これで一応、『魔の三角地帯ーフロリアントライアングルー』・IF完結です。次回からは、まだ出てきていないキャラとの絡み小話をいくつか上げてからシャボンディ諸島・IFに入ります。
ここまでお付き合いしてくださった皆様、本当にありがとうございます。これからもお付き合いしてくださると、とても幸いです。
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