(赤髪+骨)
クルーたちから贈られた品々を、身につけて。ブルックは、だんだんと近づいてくる島影にソワソワしていた。
・・・・・島を今回こそ普通に歩けるかもしれない期待、そしてもしかしたら今回も普通に歩けないかもしれない不安が入り交じり。
普段の落ち着きがなりを潜めて、ブルックは少し挙動不審になって島を見ていた。
そして、もう一人。ソワソワして、少し挙動不審になって、島を見ている人物がいた。
それはこの度の島の上陸で、ブルックの供に選ばれたシャンクスであった。
なにかあったときのフォロー役として、一緒に行動をするように他のクルーから仰せつかったときには、そこまで動揺はしていなかったのだが。
「「2人で、楽しんでこいよ。」」
そう、エクスとカリバーから言葉を付け加えられた瞬間。あからさまに、シャンクスはギクシャクしはじめたのだ。
いまだ自覚はないようだが、淡い思いを抱いている相手と正真正銘の『2人きり』での『お出かけ』に。無自覚ながら緊張し、そして楽しみにしている彼のその様子に。
・・・・クルー達は、大笑いしたいのを必死で我慢して堪えている。
そんなことには、全く、ちっとも気付いてはいないブルックとシャンクスは。ただ、ひたすら近づいてくる島影ばかりを、気にしていた。
(野次馬たちの見習いへの気遣いの主成分は、『おもしろいから』で出来ている。)
お待たせしました、久しぶりの更新です(汗)
今回は、初デート(?)をお送りいたします(爆)・・・・・えー、なにとぞ苦情はなしでお願いいたします(逃走)
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