(海賊王クルー+骨)



オリジナルキャラが、出てきますので苦手なかたはご注意を!!



















新しく仲間になった、『骨』だけの彼は良い奴だ。本当に、本気で良い奴なのだけど。
やはり見た目が『骨』だけのせいで、島に降りてもすぐに彼は恐れられて怖がられて、追いかけまわされるために。最近では、ほとんど船から出ないようにしている。
本人は外に出られないことを、全然、ちっとも、気にしない素振りで笑って歌って過ごしているけれど。
・・・・本当に。平気なはずがない。

だから、皆で話し合ったのだ。

彼が外に出ても『普通』に扱われるような、変装衣装を贈ろう、と。決めたのだが。
・・・・服を買いに行かせた人選を致命的に間違えたと気付いたのは、買ってきた贈り物をブルックが嬉しそうに楽しそうに、でも少し泣きそうに震えながら皆の前で開けたときだった。









「・・・・え、と。この服?・・・は、一体・・・・?」

開けて現れた『もの』に、皆が固まるなか。躊躇いがちに、ブルックが贈り物を渡してきた男に問えば。

「それは、俺が選んできた自信作!!」

堂々、と。

「老若男女問わず、カメラをかまえてしまいたくなるほどの人気者になってしまう一品!お土産にも持ってこいの、
トーテムポールの変装衣装だ!!」
これで、もう怖がられることなんて絶対ない!!!

そう、胸をはって答えた彼ーエクスーに。頭を抱える者、多数。
しかし、現実は無情。さらなる、追い打ちをかけてくる。

「・・・・もう一着、入っているみたいなんですが・・・・これは・・・・?」

おそるおそる、訪ねたブルックに。エクスと一緒に買い物に行ったカリバーも、また堂々と。

「それは、俺が選んできた自信作!!」

胸をはって。

「どこにいても、自然と溶け込める一品!誰もが特に注目なんてしないでいてくれる、
の変装衣装だ!!」
これで、もう怖がられることなんて絶対ない!!!

そう、言い切った姿に。甲板に倒れ伏す者、多数。
しかしながら、そんな周りの惨状を。全く、気付かないでいる双人(ふたり)は、良い仕事をしたとばかりに顔を輝かせて。

「「さあ、それに着替えて外に行こう!!ブルック!!!」

恐ろしいことを、実行させようとしたので。




「「「「「「ふざけんな、バカヤローーーーー!!!!!!!!」」」」」



ブルックと双人以外のクルーは、全力で止めに入った。

「なに、邪魔しやがる!?お前ら、ブルックが外に出ることに何で文句つけやがる!!?」
「文句つけてえのは、ブルックじゃねえ!お前らだ、アホ!!なんで、こんなもん選んできやがる!!?変装
衣装、買ってこいって言っただろうが!!!!」
「だから、
変装衣装、買ってきただろうが!!!!」
「あああああああああ、微妙に分かってねえ!!!この、アホ!!!!・・・・・てか、カリバー、何、ブルックに『木』着せてんだよ!!??それで外に行こうとするなあああああああ!!!!」
「・・・・・ち・・・・・」
「舌打ちできる立場か、お前!!??・・・・おい、エクス!!何、対抗意識燃やして、ブルックに『トーテムポール』への着替えを強制しようとしてんだよ!!!?」
「・・・・・ち・・・・・」
「だから、舌打ちできる立場じゃねえだろうが、お前も!!!!」



ギャアギャアギャアギャア!



戦闘にでもなったかのような騒ぎは、副船長が「うるさい」と黙らせるまで続いたのだった。

















すごい馬鹿双人(ふたり)で、ごめんなさい。←本当にな!!
彼らを登場させた主な理由としては、これからシャンクスをからかうのに必要な人材だからです(きっぱり)名なしクルーだと書きにくい場面とかもあるので、考えたんですが予想外に馬鹿になってしまって書いた本人もビックリです(おい)
彼らの簡単な紹介説明をしますと、一卵性双子みたいにそっくりだけど全くの赤の他人な双人(ふたり)、という設定です。
これからちょこちょこ出張りますが、嫌わないでくださると嬉しいです(土下座)
そして、この贈り物はあんまりだということで贈り直しする話はまた後日UPしますので期待せずにお待ち下さい(笑)







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