(布←骨で、骨←布)
愛情を露にして、接してくるヨーキに対して。ブルックは非常に淡白で、つれない。
あんまりにも、つれない態度ばかり取られて。流石のヨーキも、僅かばかり落ち込んでいる姿を見てしまったクルーたちは、ブルックにそれとなく。
「「「「「ヨーキ船長に、もっと優しくしてあげたら?」」」」」
と、告げてみるも。真っ赤になった顔を、ふてくされたように歪め。
「・・・・絶対、嫌です。」
きっぱり、言い切るブルックに。
(((((この、あまのじゃく照れ屋め!!)))))
告げたクルーたちは、皆一様に思う。
ブルックが、ヨーキを憎からず想っていることを。ヨーキ本人以外は、皆知ってる。
そして、ヨーキのあけすけな愛情が嬉しいと同時に、羞恥に襲われるから。ブルックは素直になれず、つれない態度になることも知ってるので。
(((((ブルックが素直になれば、万事解決なんだけどなあ。)))))
少々、咎めるような視線をブルックに向ければ。その視線に込められたものを理解した、ブルックは。
「・・・・ほ、本人になんか。絶対、言えるはずないじゃないですか!」
更に真っ赤になった顔を、ふてくされたように歪めてから言い逃げたブルックの後ろ姿を。残されたクルーたちは、重い重いため息をついて見送った。
(想いに素直すぎる彼と、素直じゃない彼の果てしなく交わらない恋物語。)
ツンデレが好きです。←誰も聞いてません
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