(ヨーキ×ブルック)
軽い、流血表現がありますので注意!
海賊が海軍に追われるなんてことは、当たり前。
そして交戦することも、日常茶飯事。
・・・・だけど。
その戦いのときに、海賊捕縛用で海軍が持ち出してきた手錠に捕まるなんてことは、想定外。
「・・・なんで、私まで巻き込むんですか?」
利き腕が封じられながらも、なんとか。海軍には勝ったが、そのあとが問題だ。
何故なら戦いで用いられた海軍の手錠は、いまだにブルックの右腕とヨーキの左腕を捉えているのだから。
「あっはははははは!!ま、こんな日もあるさ!!」
「あってたまるもんですか、こんな日!!」
鍵、ないんですか!?
叫ぶブルックに、慌てることなくヨーキは。
「あいつらの船のどっかにあるだろ。探しにいくぞ。」
鷹揚に、堂々と、打ち倒した敵船に乗り込んでいこうとするが。
「ちょっ!残存者がいるかもしれないんですよ!?せめて、誰か1人はつけないと!」
普段なら、誰かつけなくても何の問題はない。けれど、今の状態では何かあったときに2人ともが満足に戦えない。だからこその、ブルックの安全策を。
「大丈夫だって。俺を信じろ。」
何の根拠もないのに、そう言い切って。
「それに『デート』に誰かがいるのは、無粋だろ?」
艶を多分に含めた、誘いをかけてきた。
そんなヨーキの、危機感が欠如している、あんまりな言葉に。言いたいことだらけのブルックではあったが。
結局、は。折れることを知らない男相手なので。
「・・・・。仕方ありませんね。」
ため息、一つ。だけで、音にはせずに納め。
「血まみれ、でよければ付き合いますよ。」
返り血、己が血、そして、斬り溢れさせた死の血を纏うこの身でよければ。
そう、やり返すようにブルックが答えれば。返ってきたのは、獰猛な笑み。
「海賊には、相応しい『連れあい』じゃあねえか。」
いこうぜ、ブルック。
そうして求めた、彼の血に塗れた右手を、己の血に汚れた左手で掴み。
そして、それはいつしか繋ぎあいに変わり。
2人、ともに歩き出した。
(進むさきが敵地でも、たとえ地獄でも。傍に、貴方がいるのなら。)
殺伐としていて、すみません(土下座)
漫画とかアニメとか読み返して、自分なりのヨキブルを模索した結果がこれです。す、好きなカプなのに、ファンのかた、すみません!
で、でも、このカプ、ゾロブルと違ってもうできているから(問題発言!)、片恋話なんてありえないし甘い話も私が苦手だしで、このような残念な結果で終わりました。・゚・(ノД`)・゚・。
・・・・大人の恋って難しいですよね(諦めるな、私!)
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