(ヨーキ×ブルック?)
ヨーキの腕のなかに無理やり捕らえられたブルックは、困った声で情けない音で。
「は、はなして。もらえませんか?」
訴えるが。
「嫌だ。」
にべもなく、ヨーキは斬り捨てる。
なので、ヨーキに解放してくれる気がないのなら自力で逃れようと、ブルックは力を込めてヨーキの腕を剥がそうとするが。
「・・・・・・・・・ううううううううう・・・・・・・・!」
鋼の如く鍛えられた腕は、ぴくりとも動かせないでいた。
だけど、だからといって諦めることができないブルックは。この後も、ジタバタと足掻くのだが。
「・・・・・・・・・ううううううううう・・・・・・・・!!!!」
結局、自力ではどうにもできなかった。
なので、自力で逃げ出すことができなかったブルックは。
「・・・・・・・・・・・ヨーキ船長。はなして、もらえませんか?」
一縷の望みをかけて、またヨーキに訴えるが。
「嫌だ。」
にべもなく、また斬り捨てる。
けれど、ここで諦めるわけにはいかないブルックが。
「・・・・・・ヨーキ船長。私を抱きしめても楽しくないでしょうから、はなしましょうよ?」
正論(?)を、口にすると。
「楽しいから、嫌だ。」
想いもかけないことを、ヨーキの口から言われたので。
「・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
反応できず。間の抜けた声を出すブルックを、離さないままヨーキは一人、楽しそうに喉を震わせていた。
そうして、暫くしたあと。真剣な、本気を混ぜた声で。
「俺を惚れさせたお前が悪いんだから。諦めろ。」
と。想いもしないことを、ヨーキは告げてくるから。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は??」
先ほどよりも、反応できず。間の抜けた声を出すブルックを抱きしめる腕の力を、ヨーキは強くする。
そのせいで、さらに密着した身体の近さによって。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」
ブルックの思考は、一瞬で。ヨーキの腕から離れたいというものから、告げられた愛の告白で染め変えられた。
「あ、その、え、と。」
けれど、あまりな唐突なことだったので。わたわたと、今言われたことに何を返せばいいのかと言葉を探すブルックに。
「何言われても、聞く気はねえから。諦めて、俺のものになれよ。」
楽しそうに、ヨーキは性質の悪い言葉を落とし。その言葉を聞いた、真っ赤になっていたブルックは、がっくりと大きく肩を落とした。
(返事を必要としない、勝手な告白。)
可愛いブルック仕様にしようと努力した結果がこれで、すみません(吐血)
なんでか知らないけれど、難しい(爆)
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