(音楽家←剣士で影熊←幽姫)
注意・ゾロ×ブルック要素がありますので苦手なかたはご注意を!
かつて敵であった彼女は。大量の包帯と小道具により、『熊』に似せた姿をゾロに取らせ。
「黙って、そこに居ればいいんだよ。」
見下しながら告げてから。一拍の間をおいて、ふにゃりと顔を綻ばせ。
「・・・・・クマシ―v」
嬉しそうに、熊の格好をさせたゾロの身体に身を寄せてくる。
抵抗すれば、あの忌々しいゴーストの餌食になると判っているが。それでも、ゾロは抵抗せずにはいられない。
「どけ!」
「しゃべるな!可愛くないだろうが!」
「っ可愛く思われて、たまるか!!」
「あーもー、黙れ!・・・・・ネガティブ・ホロウ!」
「!!・・・・・・逆らって、すみませんでした・・・・・。」
「判ればいいんだよ。」
そうして、ぺローナの気のすむまで触れられ抱きしめられる羽目になったゾロは。
(・・・・・何十回目だよ。)
着ぐるみを脱いでも脱いでも、着せられる羽目になる境遇にうんざりして呻く。
だけど、そんなゾロを気にもせず上機嫌なぺローナを。ゾロは、本気で排除できないでいる。
・・・・・何故なら。ゾロに抱きついてきたときに落とした。
『もう、独りじゃない。』
その呟きを、拾ってしまったせいで。迂闊にもブルックを思いだし重ねてしまったせいで、抵抗はするが排除すべき敵と見なせないでいる。
だけど、早く皆のところに戻らないと。逝なくなったのだと、ブルックに勘違いされる前に帰らないと。
(・・・・泣く、はずだ。)
だから、仲間を失うことを誰よりも怖れているブルックの元へ。泣かせないためにも、笑ってもらうためにもブルックの元へ行かなければならないから。
ゾロは、またあの忌々しいゴーストの餌食になると判っていながらも。戻るために、抵抗を開始する。
(早く速く、帰って。『ただいま』を言わないと、いけない人がいる。)
アニメネタなので、アニメ見ていないかたには判らないという不親切ssで、すみません(爆)
でも、この回を見て。私のなかでぺローナ×クマシ―が決定しまし(殴)
いえ、前々から好きだったんですけれどねぺローナ。これがきっかけでss書きたいなあって(こそり)
・・・・・じ、じゃあそういうことで(逃走)
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