(麦+骨)
・・・・・・・時々。
ブルックが泣いていることに、ルフィは気づく。
だけど、周りにその事を言えば。
「?泣いてないじゃない。」
誰もがルフィに、そう言う。
確かに、いつも通りに笑って、踊って、歌っているブルックだけれど。あんなに、はっきり泣いているのに、どうして皆は分からないのかルフィは首を傾げるが。
「まあ、いいか!」
考えるのは得意じゃないので、あっさり思考を放棄して。ルフィは、ブルックの元に行く。
近づくルフィに気づいたブルックは、元気よく挨拶をするけれど。やっぱり泣いたままだから、ルフィは少し眉を寄せる。
そのルフィの表情を、不思議そうに見やるブルックの涙をルフィが拭えば。更にブルックは涙を流すから、ルフィは、また涙を拭う。
それを暫く続けていると、ルフィは自分の指がブルックの涙を拭っているはずなのに濡れてないことを気づくが。
「不思議涙だな。」
と、結論づけて。ブルックが泣き止むまで、傍に居て涙を拭い続けた。
(泣きたい時は、好きなだけ泣いたらいい!)
独りで泣くのと、誰かが傍にいてくれて泣くのでは後者のほうが断然、気持ちが救われると思います。
だから、ルフィは野生の勘(爆)でブルックの見えない涙に気付いて、いつも傍にいたらいい!!←最後、願望が入ってませんか?
戻る