(鷹の目×幽姫)




ペローナが傍にいても、ミホークは嫌な顔はしない。
ペローナが抱きついても、ミホークは嫌な顔はしない。
だけどペローナが手を繋ぐと、ミホークは嫌な顔をするから。

「・・・・たかが手を繋ぐだけなのに、あからさまに嫌な顔をするな!
 こ、こ、恋人だろう、てめえ!?」

怒りのためか、後半の台詞が恥ずかしいのか真っ赤になってペローナはかみつく。
しかし彼女のかみつきを、ミホークは意に介していない。
そんな態度がペローナの癇癪を酷くする原因なのだが、いちいち彼女の言うことに付きあっていたら身がもたないと判断しているミホークは態度を改める気はない。
だけどミホークが、ペローナを大切に、大事にしていないわけでは決してないのだ。
その証拠に。

「・・・・っ!
 な、なんだよ。
 あ、頭撫でるぐらいで、わ、私は誤魔化され、され・・・・・・・・。」

手を繋ぐことを、利き腕を繋ぐことを嫌がるが。それ以外は受け入れるし、うっすら泣きそうになっているペローナを慰めるように触れる。
その心を、触れたあたたかさから知るペローナは。

「・・・・その、ごめ・・・・い、いや、許してやる!」

素直でない言葉を吐き、素直にミホークに撫でられていた。






(最終的には、いつも仲良く終わります。)






ヨーキ×ブルックとは、また違った意味での喧嘩っプルで書きやすいです(笑)







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