(鷹の目×幽姫)






オーズに狙われたことが恐ろしくて、命が惜しくて。過去、モリアを置いてスリラーバークから逃げ出そうとしたペローナだったが。

「・・・・なんだ?」

もし、いまオーズがここにきて。狙われたとしても、自分は逃げ出そうとは思わない。
・・・・その理由は、なんとなくだが分かっている。
ペローナの目の前で訝げな顔をしている男を、置いていきたくないのだ。
どれほど恐ろしくても、命が惜しくても離れたくない相手がいるから。逃げない選択を、選ぶしかないペローナに。

「・・・・おとなしいと、不気味だな。」

デリカシーがない言葉を、ミホークはかけてくる。
だから、すぐさまペローナは噛みつき騒ぎだす。
しかし、癇癪を起こすペローナを安心したように見て。

「・・・・騒ぐ元気があるなら、いい。」

かすか笑う顔から、癇癪は少し宥められるけれど。気に掛けてもらえたことは、かなり嬉しいけれど。

「うるさい、不気味だなんて発言を謝れ!」

ミホークの失礼発言を許す気はない。






(だって恋人なのに失礼すぎだろ、この男!?)







ミホークはぺローナと恋人になっても、言動は変わらないと思います。
その代わりに表情と、気遣いが増えているかと。でも、言動が言動なんでプラマイ0かと(笑)





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