(ゾロ+ブルック)






話の展開上、ここではゾロはブルックのことを『姫』呼びいたしますので、ご注意ください。








土蜘蛛の罠にかかり、囚われの身となった己に深い怒りを抱く。

「・・・・こんな、ところで!」

まだ何も、何も果たしていないのに。ここで終わることなんて出来ないのに。
敵に捕まってしまったことで最早、何もできない現実に、無力さに、腹がたつ。

(悔しい、悔しい、悔しい、悔しい!)

奪われた宝刀を、取り戻さなければならないのに。一族の使命を、成し遂げなければならないのに。

「・・・・こんな、ところで!!」

あまりの悔しさに、思わず涙がブルックの頬をつたえば。



「・・・・姫!!」



呼び叫び、ブルックのもとに駆けつけてきたのは。

「・・・・ゾロ、さん?」
 
・・・・なんで、ここに?

不思議で問うブルックの身を縛る糸を、一筋の涙を見るなり、ゾロは痛ましげに。



「・・・・大丈夫だ。今度こそ、守るから。」



誓うように、告げ。腰に携えていた刀を抜く。

「・・・・・・俺の許可なく、姫に近づいただけでなく、泣かせやがって!!ただで済むと、思うなよ!!!」

怒りの咆哮をあげ、土蜘蛛に挑むゾロの姿をブルックは呆然と見上げる。



(・・・・何故?)



彼は宝刀を盗んだ賊の一味で、そのために我が城に潜りこんだ裏切り者で、敵、のはずなのに。
いま、私を庇い戦っているのは。・・・・・・何故?



(訳が分からない。)



彼に裏切られたのは本当で、でも前回の戦いでも彼は戦いに負けた私の命を取ることはなく、そしていまも。彼に命を守られているのも本当で。



「・・・・訳、が分からない。」



一体、何がどうなっているのか。
乱れに乱れた思考の声に、答える声はまだないけれど。ブルックが誤解の誤報をゾロの口から知るのは、あと、もう少し。









(・・・・・・ようやく、『真実』を知る日。)















そろそろワンピースファンからも朧村正プレイした方からも「ふざけんな」と怒られそうな気がしてなりません(ガタガタ)
ゾロもブルックも偽物チックで、しかもものすごく朧のストーリーを「夢見がちフィルター」通して書いているものだから話が全然違うし(おい)
あうううう、でもストーリー会話少なすぎるから仕方ないんだよ捏造するんだよそしてブルックはここではナチュラルに女体化でスレンダーな美人さんなんだよ!と熱く語ったらシメられました(誰に!?)←答え・相方
はい、すみません。埋まって反省してきます。
(是非、そうしなさい)







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