「朧村正」を知らない方に、省略説明ではありますが語らせて頂きます。



主人公・忍の「鬼助」が任務で、とある城に『下人』として忍び込みます。
しかし、潜りこんだ城の「虎姫」に想いを寄せてしまったために、任務遂行日が来てしまった日。鬼助がとった行動は「裏切り」。
里も仲間も捨てて、汚名被って虎姫を助け守るんだけど、でも守りきれなくて死なせてしまって。そして鬼助本人は死の境を彷徨ったあと、とある事情から記憶喪失になった状態から物語が始まります。

再会した2人は、最初戦いあうのですが。それを「きっかけ」に鬼助は記憶を取り戻し、また虎姫は死霊として期限付きで甦っていることを知ります。

だけど、鬼助は期限付きでも「今度こそ」って虎姫守ろうとするのが切なくて。虎姫はなんでそこまでするのか分かってないのが、また切なくて。・・・・・・好きだ。
ああもう、こういうの弱いんだよ!本命だけが分かっていない恋とか、懸命に必死に報われることなんて考えてない好意とか、想い人優先で自身の命すらも斬り捨てられる愚直さとか、本気で弱いんだよ!!

・・・・・すみません。暴走しました。

そうして二人が目指すのは「江戸城」。そこに虎姫の一族を滅ぼしてまで手に入れた「妖刀」があるからです。
その「妖刀」を取り返して封印するために戦っていく。というお話です。





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