(剣士→←音楽家)
再会したゾロは、随分と格好よくなっていて。ブルックは胸を高鳴らせると同時、傷めていた。
・・・・あんなに格好よくなった彼と、また生きて再会できたことが嬉しくて嬉しくて、しあわせで。
でも、あんなに格好よくなってしまった存在に。自分なんかが片想いしているのは、おこがましいのではと前以上に想い悩むブルックは。
自分が、この二年でどんな存在になったのかまるで分かっていない。
いまやスーパースターとして、人々から愛されている現実を。まるで、理解していない。
二年前ならば、確実に恐れられ怖がられていた骨だけの身体は。いまでは会えただけでしあわせだと泣いて、倒れる者たちで溢れかえっているのだ。
その現状を、イマイチ分かっていないブルックに。同じように片想いしているゾロは、気が気でない。
だから海賊だとバレたにも関わらず、あんなにも沢山の人たちからの好意が揺るがない状況に焦り。ブルックを誰かに取られる前にと、乱暴すぎる告白をゾロがしてくるのは、もうすぐである。
(明日は、きっと両想い!)
ブルックと恋人になっても。ブルックのことを愛している相手が多すぎて、ゾロは大変だと信じています(きっぱり)←いや、信じられても
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