映画「ストロング・ワールド」ネタで。サンジ×ブルック♀です。




映画の最初でブルックが吸っていた煙草は、「サンジがブルックにあげた」ってことが設定で書いてありまして!!
その一文で。私の脳内では、三骨のやりとりが女体化変換で浮んで一人悶えてゴロゴロしてました。←腐った馬鹿で、すみません
その妄想ssが、↓です。





じー、と。サンジをー正確にはサンジがもつ煙草をー見ているブルックに。

「・・・・・・・。」

なんだか、照れ臭い心持ちになりながらも。想い人からの視線に悪い気はしないサンジが、黙って煙草を吸い続けていると。

「サンジさん。それ、おいしいですか?」

ひどく、興味深そうに。ブルックは、聞いてきた。

「?おいしい・・・・・・ああ、味ですか?
 まあ、キツイやつなんで。おいしくはないですが、落ち着きはします。」

そう答えたサンジの答えに。

「そうなんですか。」

なるほど、なるほど、と頷きながら。ブルックは飽きもせずに、サンジがもつ煙草を見続ける。
・・・・・・軍人時代では、匂いがつくために規則で禁止されていて。ルンバー時代では、喉に悪いから誰も吸わなかったために。
煙草と縁のない生活を送っていた彼女は、サンジの吸う煙草が物珍しくて仕方ない様子である。
そんなブルックを、可愛いなあと想いながら見ていたサンジだが。



「私も、それ、吸ってみたいです。」



興味津々で、言ってきたブルックに。さて、どうしたものかと考える。
いま、自分が吸っているのは初心者には全く向かないもので。これを吸わせても、ただ咽て苦しませるだけだと分かりきっているだけに返事を渋っていると。

「・・・・・ダメ、ですか?」

しょんぼり、と。気落ちするブルックの姿を見てしまえば。

「いくらでも、どうぞ!」

女性を悲しませてしまうことを、罪悪だと思っている男は。あっさりと、渡してしまった。

「ありがとうございます!」

途端、嬉しそうに笑い。受け取ったブルックに、過保護にサンジは。

「いいですか?キツイ煙草なんで、一気に吸い込んだりしてはいけませんよ?あと、深く吸いこんでも咽て苦しむことになりますから、気をつけて。ああ、それから・・・・・。」

煙草の吸い方を、丁寧すぎるほどにレクチャーする。
だけど、初心者なブルックは。教えてもらうこと全てに、いちいち頷きを返して覚えていく。
そうして、何十分もかけた長い説明を受け終わったあと。ブルックは、はじめて煙草を口にしてみるが。

「・・・・・・・!ご、ほ!!」

やっぱり、慣れていないために咽た。
その姿に、慌てて煙草を取り上げて。背中をさすって、心配そうに名を呼び続けるサンジに。

「・・・・すみ、ません。だい、じょうぶ、です。」

なんとか、答えるブルックだが。

「大丈夫じゃないでしょう!!」

全く取りあってもらえず。このあと、ずっとサンジから過保護な扱いを受けることとなる。





・・・・でも、後日また懲りずに煙草を吸いたがるブルックさんに。なんとかサンジは諦めさそうとするけれど、「ダメですか?」ってブルックさんに言われたら「どうぞ!」って渡すダメ子を、やってしまうと思います!
そしてブルックが咽て、大慌て(爆)して過保護して、周りから呆れた目で(多分、うち一人は嫉妬している)見られていたらいいと思います!
慣れてきたら、映画みたいに咽ずに吸っているんですよ。そして、その後ろで大丈夫かなって心配しているサンジがスタンバっていたら、いい。
・・・・・煙草吸っているシーンだけで、ここまで妄想してしまう腐れで、すみません。







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