(三骨・恋人設定)








今にも泣き出しそうな、情けない顔をしてサンジは。



「24日、を。貴女、独り、で過ごさせるなんて!!!」



ブルックの前で、土下座せんばかりに、うちひしがれていた。
・・・・あんまりにも落ち込んで、打ちのめされているサンジに。困ったように、笑いながら。

「24日は、人助けから発生した騒動で大変だったんでしょう?
 だから、あまり、お気になさらず。」

一緒に過ごせなかったことは淋しかったけれど、理由を聞いて納得したブルックは。騒動でボロボロの姿になっているサンジを、ひたすら慰めていた。
だけど、ブルックが慰めれば慰めるほど。サンジは、あんなに二人で過ごすという約束を固く誓っていたのに果たせなかったことが申し訳なくて。
自分が騒動に巻き込まれていた1日という時間、ブルックを独りで待たせていたことがいたたまれなくて、死にかけている。

「・・・・。」

なので、どう、言えば立ち直ってくれるのか分からず沈黙したブルックに。ついに言葉さえ貰えないほど彼女を怒らせたのかと勘違いしたサンジは、青ざめ、ついには涙を零しはじめ。

「・・・・・・不甲斐、ない俺を。嫌わないでください、マイ・レディ。」

震える声で、懇願を。

「・・・・・・・・・・・・恋人、失格な俺を。どうか、どうか嫌わないでください、マイ・レディ!」

涙でグシャグシャになった顔で、懇願をするから。
こんなにも、自分に嫌われたくない、と。
目の前の人に求められているのだと想い知らされたブルックは。サンジの気持ちが嬉しくて、愛しくて、切なくて、嬉しくて。

「・・・・嫌わ、ないですから。」

沢山の溢れる気持ちで、上手く動かない口を動かし。

「絶対。嫌わないです、から。
 もう、泣かないでください。」

想い、を伝えた。
そうすれば、泣き顔を安心したように歪ませるサンジの涙を拭いながら。



(・・・・・・・私、やっぱり。好きだなあ、この人が。)



ブルックは、噛み締めるように。自覚、する。









(聖なる夜を、一緒に過ごさなくても。想いに、変わりはない。)














・・・・私も、もしブルックに「嫌いです」って言われると思ったら。泣いて縋って謝り倒す行動に、でると思います。
あ、サンジはブルックさんのこと『レディ』呼びします。恋人関係だと『マイ・レディ』呼び。
サンジのブルックさんの呼び方の相談に乗ってくださったジスト様、ありがとうございます!
駄作ですが、よかったら貰ってやってください!もちろん、返品可ですよ!色ものですから!←そう想うなら、差し上げようとするなよお前











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