(布骨)
町で擦れ違った、綺麗な女性に目を奪われたヨーキの顔を。遠慮なく、容赦なく共にいたブルックは掴む。
「いっ!!!!!!!」
そして、見とれた女性から顔を無理に逸らさせたまま。早足で、離れていくブルックの後ろで。
「いってー、から!!!!ブルック、ちょ、まて、はなせ!!!!!」
叫ぶヨーキの声なぞ無視し、ブルックはひたすら足を動かす。
そうして数十分歩き続けてから。ようやくヨーキを解放したブルックに、ヨーキは首と顔の痛みと理不尽さを訴えたが全く取り合ってもらえず唸るなか。
「・・・・・・・・・でしょう?」
小さく、小さく落とされたブルックの音に。ヨーキは、虚をつかれた顔をする。
けれど、それも一瞬で。すぐに嬉しそうな、愛しげな表情に変わり。
「お前が一番、可愛いぞ!!」
魂から叫びながら、細すぎる身体を抱きしめる。
町中での、その行動に。普段なら暴力が返答のブルックは、けれど、抱きしめてくるヨーキの肩に顔を埋めて懐くばかりであった。
(恋する猫は、嫉妬深いのです。)
頑張ってバカップル風味に書いてみた!
でもブルックのツンを、もっと入れたくて仕方なかったです(告白)
戻る