(三骨)





注・サンジはブルックを「レディ」呼びします。







恭しく頭を下げ。サンジがブルックの目の前に差し出したのは、色とりどりの艶やかな花々。

「・・・・・うわあ・・・・・。」

その、あまりの見事な美しさに。思わず感嘆の声を出すブルックを、満足そうに見ながら。

「どうぞ、レディ。貴方に捧げます。」

サンジは、ブルックの白の手を優しくとり。愛しげに、丁重に渡す。
その仕種に驚き、一瞬固まったブルックだったけれど。こんな立派な花々を自分なんかが受け取ることが申し訳なくて、断わろうと視線をサンジに向けると。

「・・・・っ・・・・。」

あまりにも優しい目と、笑みが。自分に向けられていることに気づく。
そして、その向けられる優しさが、なんだかひどく恥ずかしくて恥ずかしくて。ブルックは、サンジを見ていられなくて顔を背ける。
けれど、そんなブルックを。変わらぬ優しい笑顔で、目でサンジは見続けているから。

「・・・・・・あ、の・・・・・・・。」

その優しさを前にして、美味く言葉が出ず口ごもるブルックに。



「どうか、マイ・レディ。哀しいことを、口に出さないでください。」



遠回しに、拒否をしないでくれ、とサンジは告げる。
その言葉を受けて。ようやくブルックは、困ったように照れたように。

「・・・・あ、りが、とう・・・・・ございま、す・・・・・。」

泣きそうな、でもとても綺麗な笑顔を。サンジに向けてからから、渡された好意をしっかりと受け取った。







(      し あ わ せ      )













女体化限定ですけれど、サンジが一番ブルックとラブラブしている気がします(笑)







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