サンジの「女性」に対してのスタンスには、尊敬します。
だって、影だったけれど「ローラ」を「女」扱いして蹴らなかったんですもの!
だから、きっとブルックが『女性』だと知ったら、
途端ナミやロビンと同じ扱いをしてくれるって思います。←夢見ています
そして、その扱いにタジタジになって、申し訳なさそうにして断るブルックさんに。それでも、サンジは態度を変えないで尽くすって思います!

↓が、その妄想小話です。







綺麗に盛り付けられた茶菓子、甘く香る紅茶を用意し。

「どうぞ、レディ。」

恭しく、かしこまる男に。ブルックは、なんだかいたたまれない。
何故なら軍人時代も、ルンバー海賊団員時代も。ブルックは、『女性』扱いされたことはない。
『女性』である前に、兵士であり剣士であることを望み。そして周りは、そんなブルックの望みを分かってくれ、そのように扱ってくれたから。
だから、ブルックにとって今さら『女性』扱いされても違和感しかなく、居心地が悪い。
なので。

「あ、あのサンジさん。私に、そこまでされなくてもいいです。」

男性扱いで、いいですよ。

ブルックが、そう望みを告げれば。

「・・・・・・女性は、丁重に扱う。それが俺のポリシーです。」

きっぱり、と。断られた。
しかし、諦めきれないブルックは尚も。

「いや、私、女性といっても骨ですし!
 それに、こんな扱いは美しいお嬢さんにこそ、ふさわしいわけで!私なんかにしても、場違いで似合わない・・・・」

言い募るが。
その言葉の途中。

「失礼。」

珍しく、女性の言葉を遮ったサンジは。柔らかくもない、美しくもないブルックの冷たい白の手をとり。



「貴女は、とても美しい。だから、卑下なさらず。どうぞ、レディ。」



真剣な、誠実な顔で声で言い切り。用意した品を、ブルックに勧めるサンジに。

「・・・・・・・。」

ブルックは、言葉を失う。
骨だけの自身を、本気で綺麗だと。本心から『女性』だと認め、扱うと告げる目の前の男に。
いたたまれない気持ちが、さらに増したが。けれど、用意された品を誠意を無碍にできないブルックは観念したように、おそるおそると手を伸ばし。たどたどしく、紅茶に口をつける。
そうして、はじめて『女性』扱いされて飲んだ紅茶の味は。今まで口にしてきたもののなかで、一番甘ったるかった。










始めは↑のようなんだけど。だけど、次第に「女性」扱いしてもブルックさんは断ることをせず「ありがとうございます」って。照れたように、はにかんで笑う姿に。

サンジは、惚れたらいい。←ひどい夢を見ています。
・・・・こんな妄想書いたことを、反省しない作者でごめんなさい(逃走)










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