サンジは良い意味で、ブルックさんを駄目にすると思われます(は?)
女性に甘い男は、惚れた女性には殊更甘い男と化すだろうから。毎日、毎回せっせと
ブルックさんを甘やかしてください(待て)
そして甘やかされてしまったせいで、原作よりも『化け物』という自覚をブルックさんは薄れ失くして。他人から『化け物』って言われたら、傷ついてほしい(さらに待て)

・・・・だって、50巻でブルック好きになってから46巻初登場シーン読み返したら切ないんです。
麦除くクルーたちから怖れられ気味悪がられても『人に会えた』って笑う姿がね!もう、悲しいっていうかね!!抱きしめてやれよゾロ←殴
・・・・個人的には、笑わないでほしいのです。それは傷つくより、もっと酷い有り様だって思うんです。


なので、なんとかしてあげてくださいサンジ(え、丸投げ?!)
「化け物」って言われたら傷つくっていう当たり前の弱さを、返してあげてください。
そして「化け物」って言われても、そのことを踏まえて仲間でいてくれる人が、傍にいてくれる人がいるから大丈夫だって言える強さを、あげてください。

そして、しあわせにしてあげてくださいサンジ(すごい結論にいった!)

とりあえず「弱さ」を返されたブルックさんの小話が↓ですが。弱いブルックさん、傷つくブルックさんが嫌な方は注意です!









自覚、が薄れていたのだろう。あまりに私のことを丁寧に丁重に、『女性』扱いする存在が傍にいたために。
だからこそ、向けられて当たり前の言葉を。悲鳴にも似た、拒絶の声音を。

「化け物!!」
「っ!」

聞いて傷つく、なんて。無様なことになる。
だけど、その一瞬後。
ブルックの容姿を見て恐怖し、おぞましさ故の当然の反応をした男は。遥か彼方まで、蹴り飛ばされてしまった。
そんな突然の、唐突な出来事に。ポカンとしているブルックの隣に立って、心底、腹ただしげな表情をし。



「・・・・女性に。なんて、暴言、吐きやがる!」



本気、で。憤った声で。

「レディ。あんな見る目のない男のふざけた戯言、気にする必要は、全く!ないですから!!」

きっぱり、はっきり言い切ってしまうサンジに。

「・・・・・・・ヨホホホホ、ありがとうございます。サンジさん。」

礼を言うけれど。先ほどの一言で、自覚を取り戻したブルックは。

「だけど、私「死んで骨だけ」ですから。あの方の言うことも、あながち間違っていないですよね!ヨホホホホ!!」

以前、と同じように。『化け物』呼ばわりされても、『人』という喜びの前で笑えたあの頃のように振る舞えば。


「・・・・・・それ、は。間違いだ。」


低い低い、怒りを込めた声で。悲しさを滲ませた声で。

「貴方は俺の・・・・いや、俺たちの仲間で、海賊で、人間で。
 決して、化け物という一言で終わる存在じゃない!」

懸命に、言葉を。想いを尽くして、声を荒げてくれるから。

「・・・・・・・。」

これ以上。以前のように振る舞えず、けれど素直に言われたことを受け取ることもできないでいるブルックを見て。



「・・・・・・貴方は、俺・・・・・・たちの。大切な、女性です。」



ひどく傷ついた表情をしながらも、それでも。繰り返し、重ねて大切だと告げてくれる言葉があたたかいから。
やさしいから、おもわず。

「・・・・・・は、い。」

縋る、ようにブルックはソレを受けとる。
だけど『化け物』という自覚、を。どうしたって、拭いきれないブルックに。

「・・・・いきましょう。」

当たり前みたいに、声を。手を、サンジは差し出してくれるから。
そのことに戸惑うブルックに。当たり前、みたいに優しく笑いかけてくれるから。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。は、い。」

また愚かにもブルックは、その声を。手をとって、優しさに甘えてしまう。縋って、しまう。
そうしてしまえば、嬉しそうにサンジはブルックを丁重に丁寧に『女性』扱いしてエスコートするから。『化け物』という自覚が、また奪われていく。
なので、これではいけないと判ってはいるけれど。

(・・・・・・・・ああ。
ああ、だけど。)

この、あたたかさを亡くすことのほうが怖ろしいから。どうしても、とってしまう。縋って、しまう。







(だって、ひとりは。もう、いや。)









・・・・独りで生きるために得た強さ、なんて。もう、もたないでほしいのです。
支えてあげて支えてもらって、励まして励まされたり、背中を借りたり貸したりという、誰かといることで得られる弱さ=強さをもてばいいのです。
それが一番大事で大切でしあわせなことだって思う。

だから、しあわせに!しあわせにしてあげてくださいサンジ!!(まだ言うか!)










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