(骨←三?)





ニコニコ、と。嬉しそうに笑いながら。

「お誕生日、おめでとうございます!」

ブルックは、サンジにカラフルに彩られた箱を手渡す。
ブルックから誕生日プレゼントを渡されたサンジは、最初、馬鹿みたいに惚けて、固まっていたが。

「・・・・・・気に入ってもらえたら、いいんですが。」

照れくさそうに、少し不安げに呟かれたブルックの言葉が耳に届くと同時。

「絶対、気に入ります!!!」

まだ、見てもいない贈り物に対して。はっきりきっぱり、サンジは言い切ったあと。



「・・・・宝物に、します。」



大事そうに大切そうに、渡された箱を見つめ。愛しげに呟かれた言葉に、ブルックは。

「あ、いや、・・・え、と。
・・・・・・・あ、ありがとう、ございます。」

非常に恥ずかしさを覚えつつも、たどたどしく返すと。

「・・・・いえ。こちらこそ、ありがとうございます。」

ひどく、しあわせそうに笑うサンジに。向かい合うのが『何故か』難しくなってきたブルックだったが、このあとに言われた。

「良かったら、お礼を返したいのですが・・・・。」

サンジの、誕生日プレゼントを贈ったすぐ後にお礼をしたいという、ありえない言動に。

「いえいえいえいえ!!いりませんから!!!!」

全力で、断わった・・・・・が。

「そんな!!!!!」

顔面蒼白で、ショックを受ける目の前の男に。『何故か』正しいことを言ったはずなのに胸の痛みを覚え、『何故か』ありえない言動を嬉しいと思った自分を、疑問に想いつつも。

「・・・・・・折角のお誕生日なんですから。お礼なんて、考えないでください。」

そう、告げたブルックの声に。一瞬、きょとん、とした後に笑ったサンジに。『何故か』熱くなった、思考をブルックは持て余した。












(『何故か』意識することが、生まれた特別な日。)















・・・・ちなみに。書けませんでしたが(死)ブルックが贈ったのはネクタイです。












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