(三骨)
入れたての紅茶を嬉しそうに笑い、受け取ったブルックに。ひどくひどく、甘やかな笑みをサンジは返しながら。
「・・・・本日は、ローズティーとなっております。」
恭しく、礼をとり。丁重に渡した、紅茶の種類を紡ぐ。
いい香りです、と。弾んだ声で、香りを楽しんでいるブルックに。
「・・・・喜んでいただけて、何よりです。」
サンジは、喜んでもらえることが至福だといわんばかりに惚けた笑顔を浮かべる。
そんなサンジの笑顔に気づいたブルックも同じような笑顔を浮かべ、見つめあい。
「今日、も。紅茶、ありがとうございます。」
「こちらこそ貴女の喜ぶ笑顔を見せてくださって、ありがとうございます。マイ・レディ。」
互いに、嬉しそうに礼を言い。
「あの、明日も。よろしく、お願いします。」
「はい。」
明日も同じ、変わらぬ時間を過ごす約束を。昨日と同じく、再び交わした。
(毎日、約束を重ねて。ずっと一緒の時間を二人、作り上げていこう。)
戻る