(護衛団長ブルック←海賊ヨーキ)
ヨーキとブルックが、仲良くないので注意!
「よう!」
暢気に、明るく挨拶しながら。ヨーキは、ブルックにバラの花束を差し出す・・・・・が。
「・・・・・何の真似ですか?」
斬りつける、冷たさで。ブルックは、拒絶する。
けれど、そんなブルックの態度にもめげずに。
「贈りものだよ、俺からアンタに。」
だから、受け取ってくれよ。
そう気安い態度で話しかけ、花束を渡そうとするヨーキに。ブルックが返した行動は。
「・・・・・危ねえなあ。」
鋼の一閃、だったが。ヨーキの首を刎ねんと狙い澄まされた細剣の一撃は、ヨーキが抜いたカトラスにて防がれた。
しかし、己の攻撃を防がれたことにも動じず。
「・・・・・・・海のチンピラから。私が貰い受け取るものは、命だけです。」
氷の瞳で、声で無情に答えるブルックに。ひどく好戦的な笑みを浮かべつつも、宝を前にした子供のような綺羅を瞳に宿したヨーキは。
「つれねえなあ。だけど、そんなアンタを俺は気に入ってる。
・・・・・・なあ、俺のものになれよ。」
命を奪われそうになったというのに、陽気に。真剣に、告げる。
そのヨーキの姿に、さらに凍える空気を纏ったブルックは。
「・・・・・私は、貴方のものにならない。」
目の前の男が、許可なく勝手に軍駐屯地に進入したことに気付いて、近づいてきた部下たちの方向に。たった一人で、乗りこんできた海賊を蹴り飛ばした。
そして。
「捕縛、しておきなさい。」
冷徹な命を下すが。
「逃げるぞ、船長!」
やはり、いつものように海賊の後を追ってきた仲間の助けが入り。捕縛も、殺害も出来ずに逃げられた。
「・・・・・忌々しい。」
数日に一回は自身の元に訪れる男に、悪感情しか抱いていないブルックは。男を自身の元に訪れさせないようにするためにも、警備態勢の強化を早急に考え実行しなければと歩き出す。
そうして、ブルックが数歩進んだとき。ふと、男が持ってきた、贈りものの花束だったものが目に留まった。
(多弁、のバラ・・・・・ですね。
確か、花言葉は『私をバカにしないで』。)
さきほどの逃走騒動に巻き込まれ、ぐしゃぐしゃになった見るも無残な姿になったソレの意味を。ブルックは、考える。
(・・・・・・海賊を『バカにするな』という、メッセージでしょうか?
もし、そうなら。ふざけてますね。
国を、民を守る護衛軍にいる私に。海賊なんぞになれと言う、あの男こそ『私をバカにするな』です。)
忌々しい、と。もう一度、繰り返して。ブルックは最早、贈られた花束を一顧だにせず立ち去る。
けれど残された花束に込められた、ヨーキが選んだ理由でもある、もう1つの多弁のバラの花言葉ー『誇り』ーをブルックが知ることになるのは。
後日、ヨーキが起こした騒動に巻き込まれることとなったときである。
(・・・・・・いまは、まだ。交わらない道。)
『多弁のバラー誇り、私をバカにしないで 』
続きそうで続かないss(爆)であり、ヨーキ船長相手では強気受ブルックが好きだと開き直ったss(おい)
・・・・頑張ってみたんですよ?これでも、自分なりに。
でも、ヨーキ船長相手で。可愛い(?)ブルックは、難しくて諦めました。←もっと努力しようよ
ゾロとは対照的すぎて、うん、なんか、ヨーキ船長ごめんなさい(逃走)
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