手を繋ぐ(ヨーキ×ブルック)






船の中では『二人きり』になれる時間はあまりないうえ、なれたとしても短い時間しか共にいられない。
それは互いに自分しかできない仕事や雑務を抱えているうえ、集団生活をしているのだから仕方ないことなのだけど。
でも、だからこそ『二人きり』になれる時間がとれれば、どちらともなく手をとりあって。ヨーキとブルックは、額をあわせて、笑いあう。
そこに言葉はなくても、重ねたあたたかさで。伝えたい想いが、混じりあう。



・・・・貴方に触れたいほど、好き。
・・・・貴方を離したくないほど、好き。
・・・・貴方に傍にいてほしいほど、好き。
・・・・貴方を繋ぎとめておきたいほど、好き。



だから、互いに手を。求めて、繋ぐ。
そうすれば、『好き』という感情は全て。そこから交じりあい、伝わりあうから。
だから、いつだって二人。手を触れあわせ、絡めあわせる。
そうして、そこから伝わるあたたかさに、確かさに泣きたくなるほどに満たされていくから。
だから、いつまでだって。手を触れあわせ、絡めあわせる。
だって、それは、とても。








「・・・・・しあわせ、だな・・・・・・」
「・・・・・しあわせ、ですね・・・・・」









(なによりもたくさんの愛情表現を込めた、愛情行為を。貴方だけと、したい。)











こりずに、また祝って投稿しております(爆)前作と違って、ちゃんとした鴛鴦夫婦(?)を書いてみました。・・・・が。
どうも、『手を繋ぐ』行為が、私の中では一番の『甘い』行為という認識なものでして(そのせいか私の書くカプ話、半分ぐらい『手を繋ぐ』表現が入っている)。
・・・・・おめでたい祭りなのに、わ、ワンパターンで、すみません(土下座)