(剣士×音楽家)
当然、みたいにゾロに抱きよせられて。左腕を枕代わりに差し出されるあたたかさに、いつだってブルックは泣きそうになる。
たかが一緒に寝るだけだろう、と。困ったようにゾロは、ブルックにいつも言うけれど。
こんな未来を予想もしていなかった身としては、しあわせで。嬉しくて、泣きたくなるのだ。
だけど、その気持ちを上手く口にだせず。今にも零れ落ちそうになっているブルックの歓喜に、ゾロはそぉっと手を伸ばして拭う仕種をしたあと。
「・・・・泣かないで、くれるか?ブルック。」
困り果てた様に、へにゃりと眉を下げて。心配そうに、揺れる瞳を見せるから。
「・・・・は、い・・・・・。」
ゾロを困らせたいわけでも、心配させたいわけでもないから。ブルックは、素直に頷く。
そうすれば、安心したような息をつき。ブルックを改めて抱きなおしてから、眠ろうとするゾロのあたたかさに。
(・・・・・がまん、がまん・・・・・。)
またも潤みだした瞳を、堪えて。ブルックは、ゾロのあたたかさに顔を埋めた。
(泣きたい、ほどのしあわせ。)
・・・・・・・・・色ものじゃない骨受けss、久しぶりに書いた気がします。←死ね
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