(布骨)
甲板でミズータ兄弟と話していたブルックの元に訪れたヨーキは、ブルックを真正面から抱きしめ。
「・・・・疲れた。」
そう、零したきり。黙りこんでしまった。
最初は即座にヨーキを引き離そうとしたブルックだったけれど、滅多にないヨーキの姿に引き剥がすことなく、あやすように背を撫でながら。疲れた原因を聞くことはせず、ただ一言。
「・・・・お疲れさま。」
やわらかい声で告げてから、ブルックはヨーキの髪を優しく撫でた。
そうすれば少し強張っていたヨーキの身体は力を抜き、もっと撫でろとばかりに頭を差しだしてくるので。ブルックはヨーキの望み通り、優しく髪を撫で続けた。
そんな2人の姿に。気を利かせて、ミズータ兄弟が離れて暫く経ったあと。
「・・・・いきなり悪かったな、ブルック!
ぬはははは!!」
いつもの元気な声を、笑顔を取り戻して、顔を上げたヨーキは。
「・・・・そうだ、ブルック。いつもの、あれ歌ってくれよ!」
いつもの音楽、を望んできたので。
「喜んで!!」
ブルックが、笑顔で応えれば。
ヨーキは、ブルックを眩しそうに見た後。船長を心配して遠巻きに様子を伺っている周りのクルーたちの眼を気にせずにブルックを抱きしめ直し、愛しげに口づけたために。
「!!いってー!!!!!」
顔を真っ赤にしたブルックから、容赦なく殴り飛ばされた。
(・・・・・・だけど、元気になったヨーキに。誰よりも安堵したのは、殴り飛ばした当人である。)
・・・・・ヨーキ相手だと、絶対にブルックがツンデレになってしまう(爆)
いや、可愛く書こうとは思うのだけれど・・・・・・書いていくうちにこう・・・・ツンデレになっていくというか、手が出るというか(汗)
・・・・多分、そのうち。ヨーキファンのかたに、「扱い悪くない?!」って怒られそうな気がする(滝汗)
ううううううう、愛はあるんですよ確実に!でも、いつも残念な結果です、すみません(土下座)
・・・・・・・ヨーキを、たまに襲う「疲れ」のときに。ブルックに甘やかしてもらう、って可愛い話になる予定だったのになあ(遠い目)
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