(ブルック←ヨーキ)









派手に引っ叩かれ赤くなった顔を、不機嫌に歪ませて。そっぽを向いて、拗ねているヨーキに。

「・・・・謝りませんからね。私は。」

呆れた、疲れた顔をしてブルックは。

「酔ったせいでしょうが。私を女性と勘違いして、押し倒してきた貴方が悪いのですから。」

正当防衛、だと告げる。
だけど、それを聞いて。さらに不機嫌になったヨーキは。



「・・・・・・・酔ってねぇし。勘違い、じゃねぇのに。」



さらに拗ねて、落ち込む。・・・・が。

「・・・・まだ、酔ってますか?」

ブルックは、相手にしない。

「とにかく、もうこんな真似はしないでくださいね!」

そして、そう。ブルックは、はっきり言い切って。
約束の証だとばかりに、ヨーキの小指に自身の小指を絡めて一方的に約束を交す。・・・・が。

「・・・・・・・。」

ヨーキは、欠片とも納得していない。
しかし、今。それを口にしても相手にされず終わるだろうから、またブルックを押し倒してやろうと懲りずに考える。・・・・・・・が。



・・・・・もし、今の指きりを守らなかった場合。



ヨーキの前で、にっこり、と。顔の筋肉だけを動かした、目は決して笑ってないブルックは。一体、自分をどんな目にあわせるのかを考えると、冷たい汗が止まらない。
・・・・・けれど。本気で惚れたと伝えているのに全く信じないで相手にもしないでいるブルックが、どうしたって欲しいヨーキは。



開き直って、笑う。



そのヨーキの笑顔を見て、寒気を感じているブルックがこの後。ヨーキにおいしく食べられたか、はたまたヨーキを斬り捨てたかどうかは、天のみぞ知ることである。











(諦める、なんて言葉は海賊にはない!!)















ゾロお題だー。と取り掛かったけれど、無理でした(死)・・・・・ゾロだけで15個も片恋かけないよ(涙)
なので、船長による片恋・・・・・かな?(汗)












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